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FMF CINEMATHEQUE No.115
Scenes from under Childhood
終了しました
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ブラッケージ写真
STAN BRAKHAGE

スタン・ブラッケージ略歴
1933年アメリカカンザス生まれ。
ダートマス大学在学中の1952年、演劇活動の傍ら、初めての16ミリ作品『INTERIM』を撮る。

1955年からニューヨークで活動、
アメリカ実験映画草創期の作家たちと出会い多くの作品を発表する。
初期のサイコドラマ的作品を経て、その後、神話詩、抽象的映像詩へ、とりわけ“アヴァンギャルド・ホームムービー”と呼ばれる作品群に移行する。
1980年代後半より、
フィルムに直接ペイントを施す
"ハンドペインティング"を連作、
独自の色彩と光による見事な万華鏡を作りだした。
その作品は400本余りを数える。
2003年3月死去。
死の淵にありながらも意欲的な創作活動を続け、没後にはスタンを敬愛した映画作家たちの手により数本の作品が完成した。

2009年6月28日(日)13:30〜
FMF CINEMATHEQUE NO.115
スタン・ブラッケージ『幼年期の情景』 Section NO.1-4

16mm/140分/1967-70
福岡県立美術館4階視聴覚室 MAP
料金 1500円
チラシ(PDF)のDLはこちらから

「見る行為」を通して視覚による知を追求し続けた孤高の映画作家(フィルムメーカー)、スタン・ブラッケージ。
光にうがたれた眼とその眼が受容し、深層に記された色彩と光景とが織りなすアヴァンギャルド・ホームムービー 。
オリヴィエ・メシアンの眼のための「音詩」に深く影響を受け、無音(サイレント)でありながら豊穣な音楽が聴こえてくると言う『幼年期の情景』。―子どもたちへの、フィルムへの、愛に充ちた光のダンス四部作を一挙上映。
pict1 SCENES FROM UNDER CHILDHOOD
Section NO.1
(25分 1967年)
pct2 SCENES FROM UNDER CHILDHOOD
Section NO.2
(41分 1969年)

赤と黒の画面の繰り返しから映画は始まる。知覚が無垢な状態とはいかなるものか?
幼少の子どもたちとのコロラド山中での生活の様子が、多重露光、コマおとし、フェードイン・アウト、ネガポジ反転などの様々なフィルムテクニック上に展開される。

pic3 SCENES FROM UNDER CHILDHOOD
Section NO.3
(28分 1969年)
pic4 SCENES FROM UNDER CHILDHOOD
Section NO.4
(46分1970年)

雪と氷、結晶が見られる厳寒の外と、子どもたちがベッドの上を裸で戯れる家の中。
家族で過ごす日常の様子を、まだ色を認識していない胎児から新生児の頃のイメージ―瞼を閉じたときに現れる赤や緑・青・紫・黒色の画面―と共に丹念に織り込んでいく。
想像してみよう 知覚の冒険を通して知っていく眼を 何も教えこまれていない眼に 光はどれほど多彩な虹をつくりだすことか
想像してみよう 理解できないものたちで溢れた世界を 終わりなき動きと数えきれぬ色で光ゆらめく世界を

協力 ミストラル・ジャパン(http://www.mistral-japan.co.jp/)
主催 Film Makers Field

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